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事務局長の事務局便り

2010年4月23日の事務局便り

大学と教育

大学の新学期が始まったと思ったら、もう4月も終わりに近づいています。京都の桜も気がつけば、散ってしまいました。後は、仁和寺を残すのみでしょうか。

多くの高校生が進学する今日では、大学も重要な教育機関の一つになっているといえます。そのためか、かつての大教室による講義に加えて、実習や少人数制のクラスによる授業等、学生が参加するタイプの授業が増加傾向にあるように思われます。

これもひとえに、実学としての学問が重視される今日の傾向を反映してのことなのかもしれません。

しかし、実学が重視される一方で、受験の厳しさは少子化にかかわらず今も厳しいものであり、受験をパスするためには、暗記型の学習をせざるを得ない、というのが学生の現状でないないでしょうか。

とはいえ、だから、もっと高校時分に討論型の授業を増やせば良いとも思えません。逆に、当人に忍耐力をつけるという意味では、暗記型の学習こそが最も重要なのではないか、とさえ思えてきます。毎日繰り返して同じことが続けられるというのは、ある種の強みでもあります。

より問題なのは、本来暗記型の学習で養われるはずの強みが、きちんと養われていないことにあるのかもしれません。

取り留めのないことを羅列しましたが、学問と教育の狭間で、自身の立ち位置に悩んでいるのが、今の教育業界なのかもしれません。

学問としての研究と実社会を有効にリンクさせていくことで、より豊かな社会を実現していこうということを目的として、産官学連携というものが叫ばれて久しいですが、その三つの架け橋となるべ存在が当然求められます。

そうした役割を担うことこそが、当研究所のようなところに求められていることなのだと思っております。

現状の活動が、そのような役割をきちんと果たせているのかどうかを自身に問えば、はなはだ不安な思いに駆られますが、それでも、架け橋となるべく努力していく所存でございます。

会員の皆様につきましては、今年度も倍旧のご指導ご鞭撻の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

※当日記は、事務局にいる一個人の意見を述べたものであります。ゆえに、当日記で書かれている思想、理念、意見等は、決して国際産業関係研究所の主義・主張を表したものではありません。

投稿日
2010年04月23日
投稿者
Web担当者
URL
http://www.kiiir.or.jp/letter/2010-04-23.html

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